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永住申請が不許可となる主な理由

【永住申請が不許可となる主な理由】

 日本の永住許可申請が不許可となるケースには、以下のような典型的な理由があります。申請前に確認・対策をしておくことが重要です。

 

1. 納税状況に問題がある

・所得税、住民税、年金、健康保険料などの未納・滞納がある

・過去に督促状や差押えを受けたことがある

 

2. 収入の安定性が不十分

・年収が低い、または継続的な収入が確認できない

・収入源が不明確、事業内容が不安定

 

3. 在留資格・期間に関する問題

・在留資格の変更・更新の履歴に問題がある

・過去に資格外活動の違反などがある

 

4. 素行不良と判断されるケース

・犯罪歴がある(軽微な違反も影響あり)

・過去に交通違反や罰金処分が多い

 

5. 必要書類の不備・虚偽記載

・添付書類に漏れがある

・理由書に事実と異なる記載がある

・日本語の不自然な文章や矛盾点がある

 

6. 在留期間が条件を満たしていない

・一般的には「原則10年以上の在留」が必要

・配偶者ビザや定住者ビザの場合でも5年以上の継続在留がない

 

7. 日本語能力・地域社会との関わりが不十分

・永住申請に直接の要件ではないが、近年は重視されつつある

 

8. 配偶者・扶養関係の信憑性に疑義

・配偶者ビザを通じて永住を申請しているが、実態のない結婚と疑われる

 

9. 理由書の説得力不足

・永住の必要性や今後の生活設計に具体性がない

・単なる形式的な文面では印象が弱い

 

【対策のポイント】

・直近5年分の納税証明書を確認し、不備があれば事前に修正

・理由書は本人の実情に即し、具体性・継続性・地域貢献意欲を盛り込む

・不安がある場合は、行政書士など専門家に事前相談する

 

 

 日本橋行政書士あおき法務事務所では、永住申請に必要な書類のチェックから理由書作成のアドバイス、不許可後の不許可理由同行サービス、再申請サポートまで、丁寧に対応しています。