離婚の決意は固まっていますか?

          ※ 積極的に離婚を勧める事はございませんので、予めご了承下さい。

          ※ 積極的に離婚を勧める離婚業者にご注意下さい。

 

・新しい未来へ

・円満離婚お任せ下さい

・新たな人生のスタートへ

・新たな出会いが待っています

・離婚で新たな可能性へ

・前向きな離婚を応援します

・あなたの人生の再スタートを応援します

 

 離婚を扱う業者のホームページには、そんなキャッチフレーズが並んでます。今まさに離婚トラブル真っ最中の方からすると、???な感じがすると思います。精神的にも肉体的にも参っているのに、そんな気持ちになれる訳ない、円満離婚?新たな人生?新たな出会い?そんな事あるのか?、、、 胡散臭いと感じると思います。

 未来は誰にも解りません。100%完全に円満な離婚なんて存在しません(有るよという方、失礼いたしました)。比較的円満な離婚は存在しますが、大なり小なり精神的にも肉体的にも大変なパワーを伴います。ありきたりな言い方ですが、離婚した事が無い人には解らない領域です。離婚経験者が、二度と離婚はしたくないと言う理由です。

 

 もちろん、離婚後に新しい恋をした、再婚した、人生が上手くいきだした、仕事が上手くいきだした、そんな方は実際にたくさんいます。そんな離婚後の人生は、実際に離婚を経験してない人でないと語れません。離婚してからお付き合いする異性が現れたり。二度と結婚はしたくないと思っていた離婚経験者が再婚したり。離婚していろいろ解放されて精神的にスッキリしたのか、何故か仕事が上手くいくようになったり。そういった人生の別の歯車が回りだす事は、実際にありますし身近にもそんな方がいると思います。「あの人、結婚してから活き活きしてるね」っていうのと同じように「あの人、離婚してから活き活きしてるね」っていう人が、周りにもいると思います。

 

 離婚経験者ならば、良くも悪くも離婚したからこうなったと後になって自覚を持てます。離婚した事が良くなったり悪くなったり原因では無いのに、実際に離婚したからそう感じているという場合もあるでしょう。結局、離婚した人しか解らないし、離婚しないと解らない領域です。100聞は一見にしかず、されど100見は一行にしかず。実際に経験した人にしか解りません。

 

 離婚をすると、今まで気付かなかっただけで、周りに離婚経験者が意外に多いと感じるようになります。飲み会なんかでもメンバーの中に離婚経験者がいると分かると、男女を問わず経験者同士が自身の経験話をし始めたり、互いに経験を聞き合ったりする事も珍しくありません。離婚経験者同士だから話せる事もあるし、意味が伝わる事もありますので。その際に、離婚を考えている人が話に参戦するという場に出くわした事もあるでしょう。単に、それまでは離婚の話題が出やすい年代で無かったり、離婚の話題が出るような場が無かっただけなのです。未婚者だらけの20代前半の飲み会ではコイバナや結婚の話題にはなっても、別れ話ならまだしも離婚の話題にはならないでしょう。そういう事です。

 

 上手く伝わらなかった気がしますが、離婚をするのは決断も過程も簡単では無いという事と、離婚をする事は珍しくないという事、離婚後には良くも悪くもそれまでとは違った人生が待っているという事が伝われば幸いです。

 

 当方は離婚経験者ですので、ネット情報や架空の話ではなく実体験はもちろん、男女を問わず離婚仲間や相談者のケースも交えながら、安心してご相談頂けます。

 

前置きが長くなりましたが

 

 弊所にご相談にいらっしゃる方の中には「離婚しようとは思っているのですが・・・」という方もいます。いつかは離婚するという意思は決定していても、なかなか離婚には踏み切れない、離婚しようとは思っているが最終的な決定には至っていない、そんな方もいらっしゃいます。

 

 なぜ迷うのか?なぜ進まないのか?それは離婚を考える理由は人それぞれ事情が違えど、離婚届に記入するだけという単純な話では無いからです。籍を入れてない者同士が別れるというような、簡単ではないのが離婚だからです。

 

 夫婦の感情問題(一方に有責、落ち度がある等)、未成年の子供がいる(親権、養育費等)、財産分与(共有財産、住宅ローン等)、慰謝料、その他夫婦が共に築いた結婚生活を全て清算して、婚姻という法律状態を解消しなければならないという問題が存在します。それは膨大なパワーと時間を費やします。自分自身がメンタル的に参ってしまうのではないか、子供がいれば子供が傷つき病んでしまうのではないか、そんな不安もよぎるでしょう。実際に離婚へ向けて行動するどころか気持ちが引けてしまうのも当然です。恋人に別れ話を切り出す、恋人にフラれそう、恋人にフラれたと言って落ち込むのとはレベルが違うのです。

 

 しかし、時が解決する場合もありますが、そのままの状態が続き一人で悩んでいても問題は解決しません。実際には他の別の理由で悩んでいるのにもかかわらず、離婚したい意思に結び付けたい問題がある場合もあります。そのような方は、どなたか専門家に相談するのが近道になるかもしれません。実際に離婚を経験している相手になら、更に相談しやすいかもしれません。

 

  ・本当に離婚したいのか?

  ・結婚生活に問題があるだけなのか?

  ・コミュニケーション不足なのか?

  ・自分にとっての幸せは何なのか?

  ・離婚して新たな人生を歩みたいのか?

  ・離婚をして、それまでと違う人生を歩む覚悟はあるのか?

  ・離婚をしても後悔しないのか?

 

 悩んでいるうちに時間はどんどん過ぎます。離婚理由が明確である、離婚の決意は固い、後悔は無い、新しい生活を始めたい、そんな自覚を持ったならば、問題解決のための手続きと書類作成を進めるプロの行政書士に安心してお任せ下さい。

 

 

 ネットで全国対応をうたっている所もありますが、離婚事情や状況はそれぞれに違います。弊所でも遠方の対応は可能ですが、その人の人生を左右する案件ですので原則として面談でのヒアリングをし問題を共有します。また、離婚経験者でもある当方にご相談頂ければ悩みを共有しやすく、離婚後の不安や人生のビジョンについても気兼ねなくお話頂けます。

 

※ 弊所では、依頼誘導の為に、積極的に離婚を勧める事はございません。予め了承下さい。

 

 前向き離婚(余談)

 

 余談になりますが「もう若くは無いので、今後の人生の為にも離婚します」と30歳前後のご夫婦が二人揃ってご相談にいらした事があります。ギクシャクしてるでも無く、暗い雰囲気も無く、仲良し夫婦にしか見えない掛け合いで、仲良くお話されてました。双方とも別の好きな人がいるでも無く、浮気が原因でも無く、性格の不一致と言えばありきたりですが、愛が冷めたので残りの人生をずっと一緒にいる事に疑問を持ったというようなお話でした。

 お互いの今後の人生を考えた上で、それぞれに今後の出会いもあるだろうし、今後のそれぞれの幸せの為に離婚するという前向きなお話で、離婚をするというのに活き活きしていました。憎み合っている訳では無いので、離婚をしても友達として相談をしたり交流はするとの事。お二人とも「もう若くは無いので」「早めに次の人生を考えて」を繰り返すので、「人生100年時代だし、30歳ってまだまだ若いでしょ!」と私が突っ込みながら「本当に離婚するんですか?」と何度も聞き返すくらい、本当に仲良し夫婦に見えました。

 ご主人に「逆に怪しいですか?偽装離婚みたいですか?」なんて言われ、お二人で笑いながら顔を見合わせたりして、どうみても仲良し夫婦。おちょくられてるのかー、何かの企画でモニタリングされてるのかなーと思うくらい。「離婚にはそれぞれに事情がありますしね。同じ方と再婚する方もいらっしゃいますしね。せっかく同じ方と復縁したのに、二度目の離婚をするという方もいますしね。お二人もどうなるのか、先の事は解りませんよ」なんて話をすると「同じ人と再婚する人もいるんですか!そんな人もいるんですね!」なんて仰ってましたね。

 晴れ晴れとした気持ちで離婚を迎えるまでには、毎日つらい話し合いを重ねただろうし、いろいろ乗り越えて気持ちの整理がついているんだなーと恐縮しました。あのお二人は、それぞれ幸せになってるのかなーと、今でも思い出します。

 

 素敵な離婚という言い方は適切では無いかもしれませんが、離婚するとは言え、素敵な二人だなーと感銘を受けた事を覚えています。自分の事だけでは無く、お互いに相手の今後の幸せも考えての離婚。素敵な離婚だと思います。新たな人生を迎える為の前向き離婚、そんな離婚もあるのです。