GビズIDとは
こんにちは。日本橋行政書士あおき法務事務所、代表行政書士の青木です。補助金のお問合せがある際に、必ずお話するのがGビズIDについてです。今後、事業者は補助金の申請の際にはもちろん、いろんな場面で必要になってくると思われます。
GビズIDって何?Jグランツスステム?GビズIDプライム?、なんだかよく解りませんよね(笑)簡単に言うと、個人のマイナンバーに対するもので、事業者にはGビズIDが割り振られます。個人のマイナンバーと同じ役割をするのが、事業者のGビズIDと考えれば解り易いでしょうか。
マイナンバーって、どんな時に必要でしょう。そうです、役所で住民票を取ったり印鑑証明書を取ったり、役所に行かずともコンビニで取ったりする際に必要になるナンバーですね。ナンバーや個人の情報がICチップに詰め込まれて、あらゆる情報により本人確認が瞬時にできるのがマイナンバーカード。役所の窓口で渡し、カードの写真を見て物理的に本人確認がされるのはもちろん、カードリーダーで情報を読み取りデータシステムで照合されます。コンビニや家からでも、オンラインシステムによりマイナンバーを使ったり、マイナンバーカードをカードリーダーで読み取る事で、本人確認が可能です、最近は、スマホでマイナンバーカードを読み取れるので、何処にいても役所の申請ごとが可能になりつつあります。
それを個人では無く、事業者(法人に限らず個人事業主も含む)ごとに特定のナンバーを取得し、オンライン申請のIDとして使うのがGビズIDです。代行して取得して頂けませんかと言われる事がありますが、マイナンバーカードの取得の際と同じで、その人しか知らないパスワード、法人なら担当者や代表者しか知らないパスワードを決めて申請する必要があるので、基本的にGビズIDの申請は個人事業主本人か法人代表者になります。そのパスワードを他人が知っていたら、成りすましで悪用されてしまうので意味がないですよね。マイナンバーカードと同じです。
GビズIDプライムとは、GビズIDが紆余曲折を経て、コロナ渦でオンライン化が促進された結果、プライムになったのでしょうか。その辺は、よく解りません(笑)バージョンアップした訳でも無い気がしますが、システムが広く一元化して集約されてオンライン促進の結果、プライムを付けた的な。要は、GビズIDです。
マイナンバーカードをいろんなオンラインシステムを通して使えるようになりつつありますが、GビズIDを使って事業者の申請ごと、とりわけ今現在では、補助金申請についてのオンラインシステムがJグランツシステムというと解り易いでしょうか。GビズIDを使って、Jグランツシステムを通してオンラインで申請する。言い換えれば、Jグランツシステムを使ってオンライン申請する為に、GビズIDが必要になります。紙ベースで郵送申請するならGビズIDは不要だと思われる方もいらっしゃるでしょうが、補助金の申請は既にオンライン申請のみでしか受付ない事になってきてます。将来的には、ありとあらゆる申請がオンライン化され、役所の窓口に行き、さんざん待たされ、ようやく受付なんて事は無くなるのでしょうか。
補助金申請以外にも、
そういった事から、マイナンバーカードを持っている人とそうでない人の利便性の差も生まれて来てるように、GビズIDを持っている事業者とそうでない事業者は、いろんな面で制度の優遇不遇が生まれてくるかもしれません。いや、生まれてきてます。既に、補助金の申請もGビズIDが無い事業者は、申請できません。協力金や支援金、給付金なんかでも、GビズIDがある事業者は事業実態がある、どんな事業をしている、どれくらい売り上げが有る、いくら納税している、滞納している、そんな事は、全ての役所のシステムがオンライン化すれば、すぐに解るようになりますので、GビズIDを使って申請すれば申請者も審査する側も大幅な時間短縮になります。今後、どんどん活用の場が広がる予定です。
GビズIDを持つ事業者が権限を委任できるようなシステムにもなってますが、まだまだ運用面では不明な点もあり未完成な感も否めません。将来的には、士業に委任して代理申請ができるようになるのでしょうか。
まだ、お取りになってない事業者の方は、取得までに2週間くらいはかかるので、お早めに取っておくのが良いと思います。
GビズID公式ページ(作成はこちら) → https://gbiz-id.go.jp/top/
GビズIDで利用できる行政サービス一覧 → https://gbiz-id.go.jp/top/service_list/service_list.html